三陸のウニとは?種類・旬・海藻との関係を魚屋が解説
更新日:22 時間前
三陸のウニには、キタムラサキウニやエゾバフンウニなどがあり、旬や味わいにもそれぞれ特徴があります。ここでは、岩手の海でとれるウニについて、種類・旬・海藻との関係から見ていきます。
岩手県で食用として主に漁獲されるウニは、キタムラサキウニとエゾバフンウニの2種類です。岩手県水産技術センターによると、漁獲量のおよそ9割がキタムラサキウニ、1割がエゾバフンウニ。天然ウニは主に5〜8月に漁獲され、私たちが「ウニの身」と呼んで食べている部分は生殖巣です。
岩手県水産技術センターなどの資料も参考にしながら、三陸・岩手のウニの種類、旬、海藻との関係、資源管理について分かりやすく紹介します。

三陸・岩手で食べられているウニは何種類?

岩手県で食用として主に漁獲されるのは、キタムラサキウニとエゾバフンウニの2種類です。
岩手県水産技術センターによると、県内に生息する主なウニは4種類ありますが、漁獲対象になっているのはこの2種類。漁獲量ではキタムラサキウニが約9割、エゾバフンウニが約1割を占めます。
「三陸ウニ」という一つの品種があるわけではありません。産地としての三陸と、ウニの種類は分けて考えると分かりやすくなります。
私たちが食べている「ウニの身」は、どの部分?
私たちが食べている黄色やオレンジ色の部分は、ウニの生殖巣です。卵や精子をつくる器官で、一つのウニの中に5個あります。
見た目だけでは、卵巣なのか精巣なのかを通常は判別できません。「ウニの身」という呼び方は料理では自然ですが、生物として見ると生殖巣を食べています。
三陸・岩手の天然ウニの旬はいつ?

岩手県の天然ウニは、産卵前の5〜8月に主に漁獲されます。キタムラサキウニでは6〜8月に生殖巣が大きくなり、初夏からお盆前ごろが漁獲の盛期です。
「一年中いつでも同じ状態で獲れる食材」ではありません。漁期だけでなく、天候や海況によっても水揚げは変わります。河合商店の牛乳瓶生ウニが到着日を指定できないことがあるのも、朝どれの天然ウニを前提にしているためです。
ウニと海藻は、どんな関係がある?
ウニは成長すると、コンブやワカメなどの大型海藻を食べます。餌となる海藻が十分にあるかどうかは、ウニの成長や身入りに関わる重要な条件です。
ウニはコンブやワカメなどの海藻を食べて育ちます。一方で、ウニが増えすぎると海藻を食べ尽くして磯焼けにつながることもあり、岩手ではウニの密度管理や餌となる海藻を増やす取り組みも行われています。
三陸のウニを理解するなら、「海藻が豊富な海」というイメージだけでなく、ウニと藻場のバランスまで見ることが大切です。
岩手県にとってウニはどれくらい重要な水産資源?
岩手県水産技術センターの令和7年度版資料では、令和5年の全国のウニ生産量は殻付きで約7,200トン。そのうち岩手県は約1,300トンで、約18%を占めています。
ウニは岩手県にとって、アワビに次ぐ重要な磯根資源です。漁獲サイズの5〜8cmほどになるまで3〜5年かかるため、禁漁期間や大きさの制限、移殖、漁場づくりなどによって資源管理が行われています。
河合商店が扱う三陸・大槌の生ウニ
河合商店では、岩手県大槌町産の天然・朝どれ生ウニを、季節商品として牛乳瓶型の容器に詰めて販売しています。対象商品はミョウバン不使用で、一枚ずつ表側が上になるよう手作業で重ねています。
三陸のウニそのものを知ったら、次は「なぜ牛乳瓶なのか」「ミョウバン不使用とはどういうことか」を見ると、河合商店の商品づくりも分かりやすくなります。
販売時期や在庫は海況によって変わるため、現在の販売状況は商品ページでご案内しています。
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よくある質問
岩手で多いウニは何ですか?
キタムラサキウニが漁獲量の約9割を占め、エゾバフンウニが約1割です。
ウニの旬はいつですか?
岩手県の天然ウニは主に5〜8月に漁獲されます。キタムラサキウニでは初夏からお盆前ごろが漁獲の盛期です。
ウニは何を食べて育ちますか?
小さいうちは小型海藻や付着珪藻、生物の破片などを食べ、成長するとコンブやワカメなどの大型海藻を食べます。
ウニの黄色い部分は身ですか?
料理では「身」と呼ばれますが、生物学的には生殖巣です。
この記事を書いている河合商店について
この記事の執筆・編集責任は、岩手県大槌町の有限会社河合商店です。店舗やこれまでの歩み、代表・河合秀保については、「河合商店について」でご紹介しています。





































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