三陸鯖(サバ)の魅力満載!美味しさの秘密と地元の食文化を徹底解説
- 河合商店
- 2024年6月25日
- 読了時間: 12分

皆さん、こんにちは。岩手県大槌町で生まれ育ち、今も暮らしている私が、今日は三陸の誇る海の幸、鯖(さば)についてお話しします。
三陸の海で獲れる鯖は、その美味しさで全国的に知られています。でも、なぜ三陸の鯖がそんなに美味しいのか、考えたことはありますか?実は、その理由には三陸地方の自然環境や長年培われてきた漁師の技術、そして地域の食文化が深く関わっているんです。
私自身、子供の頃から三陸の鯖を食べて育ちました。その味は今でも舌の記憶に残っています。でも、大人になってから改めて三陸の鯖について調べてみると、知らなかったことがたくさんあって驚きました。
この記事では、三陸の鯖が美味しい理由を、歴史や文化、そして現在の取り組みも含めて詳しく解説していきます。鯖のことをよく知らない方にも分かりやすく説明しますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
きっと読み終わる頃には、三陸の鯖の魅力にすっかり惹かれていることでしょう。さあ、三陸鯖の美味しい世界への旅に出発しましょう!
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第一部:三陸鯖の歴史と特徴

三陸地方ってどんなところ?
まず、三陸鯖について詳しく知る前に、三陸地方について簡単に説明しましょう。三陸地方は、岩手県、宮城県、福島県の太平洋側沿岸部を指します。私の住む大槌町もこの地域に含まれています。
三陸海岸は、リアス式海岸として知られ、複雑に入り組んだ地形が特徴です。この地形が、豊かな漁場を生み出しているんです。
三陸鯖の歴史
三陸での鯖漁の歴史は古く、江戸時代には既に盛んに行われていたと言われています。当時は、獲れた鯖を塩漬けにして保存し、内陸部へ運んで販売していました。
私の祖父も漁師をしていましたが、子供の頃に聞いた話では、昔は鯖がとても貴重で、お祝い事の時には必ず鯖料理が出されたそうです。
三陸鯖の特徴
三陸の鯖には、いくつかの特徴があります。
身が締まっている
脂がのっているが、くどくない
旨味が強い
鮮度が高い
これらの特徴は、三陸の自然環境と密接に関係しています。
三陸の自然環境が生み出す美味しさ
三陸沖は、寒流(親潮)と暖流(黒潮)がぶつかる場所です。この海流の混ざり合いが、プランクトンを豊富に発生させ、鯖の餌となる小魚を育てます。
また、リアス式海岸の複雑な地形が、鯖の好む環境を作り出しています。岩場や藻場が多いため、鯖は隠れ場所を見つけやすく、ストレスの少ない環境で成長できるんです。
私が子供の頃、釣りをしていて鯖の群れを見たことがありますが、その時の鯖たちの輝くような銀色の姿は今でも忘れられません。
三陸鯖の種類
三陸で獲れる主な鯖の種類は以下の通りです:
マサバ(真鯖)
ゴマサバ(胡麻鯖)
マサバは秋から冬にかけて、ゴマサバは春から夏にかけて多く獲れます。それぞれ特徴が少し異なり、マサバは脂がのっていてコクがあり、ゴマサバはさっぱりとした味わいが特徴です。
私の家では、季節によって使う鯖を変えています。秋には脂ののったマサバで煮付けを作り、夏にはゴマサバの刺身を楽しんでいます。
三陸鯖漁の伝統と技術
三陸の漁師たちは、代々受け継がれてきた技術で鯖を獲っています。主な漁法には以下のようなものがあります:
定置網漁
巻き網漁
一本釣り
これらの漁法は、鯖にストレスをかけずに素早く捕獲することができ、高品質な鯖を確保するのに役立っています。
私の祖父は定置網漁を得意としていましたが、その技術は今も地域の若い漁師たちに受け継がれています。
この第一部では、三陸鯖の歴史と特徴について説明しました。次の部では、三陸鯖が美味しい理由をさらに詳しく見ていきます。三陸の自然と人々の努力が織りなす、美味しさの秘密にますます興味が湧いてきませんか?
第二部:三陸鯖が美味しい理由

豊かな海洋環境
三陸鯖が美味しい理由の一つ目は、三陸沖の豊かな海洋環境です。
栄養豊富な海水
先ほども少し触れましたが、三陸沖では寒流(親潮)と暖流(黒潮)が出会います。この二つの海流がぶつかることで、海水がかくはんされ、深層から栄養分が豊富な海水が湧き上がってきます。
この栄養豊富な海水によって、プランクトンが大量に発生します。プランクトンは小魚の餌となり、その小魚を鯖が食べるという食物連鎖が形成されるんです。
私が子供の頃、海岸で遊んでいると、時々波打ち際に小魚の群れが打ち上げられることがありました。今思えば、それは鯖に追われていたのかもしれません。
適度な水温
三陸沖の水温も鯖にとって理想的です。鯖は13〜18度くらいの水温を好みます。三陸沖は、この温度帯に長期間とどまるため、鯖が快適に過ごせる環境なんです。
鯖の生態に合った漁法
二つ目の理由は、三陸の漁師たちが用いる漁法です。
ストレスを与えない漁法
三陸の漁師たちは、鯖にストレスを与えないよう工夫された漁法を使っています。例えば、定置網漁では、鯖が自然に網に入るのを待ちます。これにより、鯖が暴れて身が傷むのを防ぎます。
私の祖父が使っていた定置網は、今でも地元の漁港で見ることができます。その大きさと精巧さに、毎回驚かされます。
素早い処理
漁獲後の処理も素早く行われます。鯖は獲れてからの時間が経つほど鮮度が落ちやすい魚です。三陸の漁師たちは、獲れたらすぐに氷で締めるなど、鮮度を保つ工夫をしています。
脂のノリ具合
三つ目の理由は、三陸鯖の絶妙な脂のノリ具合です。
季節による変化
三陸の鯖は、季節によって脂のノリ具合が変わります。夏から秋にかけて脂がのり、冬から春にかけてはさっぱりとした味わいになります。
私の家では、脂ののった秋鯖を塩焼きで、春先のさっぱりした鯖を刺身で楽しむなど、季節に合わせて食べ方を変えています。
適度な運動量
三陸沖の複雑な地形は、鯖に適度な運動をさせます。岩場や海流の変化に対応して泳ぐことで、鯖の身が引き締まり、かつ程よく脂がのるんです。
伝統的な保存方法
四つ目の理由は、三陸地方に伝わる伝統的な保存方法です。
塩鯖(しおさば)
塩鯖は、鯖に塩をすり込んで保存する方法です。この方法により、鯖の旨味が凝縮され、独特の味わいが生まれます。
私の祖母は塩鯖作りの名人で、その味は地域の人々にも評判でした。今でも祖母の作った塩鯖の味を思い出すと、懐かしさでいっぱいになります。
〆鯖(しめさば)
〆鯖は、酢で締めて作る保存食です。鯖の生臭さを抑え、さっぱりとした味わいに仕上げます。
地域の食文化
最後の理由は、三陸地方の豊かな食文化です。
多様な調理法
三陸地方では、鯖を様々な方法で調理します。塩焼き、煮付け、刺身、〆鯖など、その種類は豊富です。これらの調理法は、鯖の美味しさを最大限に引き出すよう工夫されています。
私の家では、祖母から母へ、母から私へと、鯖料理のレシピが受け継がれてきました。その中には、他の地域ではあまり見られない独特の調理法もあります。
鯖食文化の伝承
三陸地方では、鯖料理を通じて食文化が伝承されています。学校給食で鯖料理が出されたり、地域のお祭りで鯖料理が振る舞われたりと、若い世代にも鯖食文化が受け継がれているんです。
私も子供の頃、学校給食で出された鯖の味噌煮が大好きでした。今でもその味を懐かしく思い出します。
この第二部では、三陸鯖が美味しい理由を詳しく見てきました。自然環境、漁法、伝統的な保存方法、そして地域の食文化が絡み合って、三陸鯖の美味しさが作り出されているんですね。次の部では、現在の三陸鯖を取り巻く状況や、新しい取り組みについてお話しします。三陸鯖の未来はどうなっていくのでしょうか?
第三部:三陸鯖の現在と未来

三陸鯖を取り巻く現状
漁獲量の変動
近年、三陸鯖の漁獲量には変動が見られます。地球温暖化による海水温の上昇や、海洋環境の変化が影響していると言われています。
私が子供の頃に比べると、確かに鯖の水揚げ量は減ったように感じます。でも、地元の漁師さんたちは、この変化に対応しようと努力しています。
後継者不足
多くの漁業地域と同様、三陸地方でも漁業の後継者不足が課題となっています。若い世代の流出や、漁業の厳しい労働環境が原因だと言われています。
私の同級生の中にも、漁師の家に生まれながら都会に出ていった人が何人かいます。でも最近は、Uターンして漁業に携わる若者も少しずつ増えてきているんです。
新しい取り組み
ブランド化の推進
三陸鯖の価値を高めるため、ブランド化の取り組みが進められています。「三陸ブランド」として、品質管理や販売促進に力を入れているんです。
6次産業化
漁業と加工、販売を一体化させる6次産業化も進んでいます。例えば、漁師が直接鯖の加工品を作って販売するなど、付加価値を高める取り組みが行われています。
最近、地元の若手漁師が始めた鯖の燻製が評判になっています。従来にない新しい味わいで、私も大好きです。
観光との連携
三陸鯖を観光資源として活用する取り組みも増えています。「鯖釣り体験ツアー」や「鯖料理教室」など、体験型の観光プログラムが人気です。
私も時々、観光客の方に地元の鯖料理店を紹介することがあります。皆さん、三陸鯖の美味しさに感動してくれるんですよ。
持続可能な漁業への取り組み
資源管理
三陸の漁業者たちは、鯖の資源を守るため、様々な取り組みを行っています。例えば、産卵期には漁を控えたり、小さな魚は獲らないようにしたりしています。
私の叔父も漁師をしていますが、「今を大切にしながら、未来のことも考えなきゃいけない」とよく言っています。
環境保全活動
海洋環境を守るため、地域ぐるみで清掃活動や植樹活動などが行われています。これらの活動は、鯖の生息環境を守ることにもつながっているんです。
私も毎年、地域の海岸清掃に参加しています。きれいな海を守ることが、美味しい鯖を守ることにつながるんだと実感しています。
新しい調理法と普及活動
現代風アレンジレシピ
伝統的な調理法に加え、現代風にアレンジした鯖料理も生まれています。例えば、鯖のカルパッチョや鯖のコンフィなど、洋風テイストの料理も人気です。
最近、地元の若手シェフが考案した「鯖のスモークサラダ」を食べましたが、とても斬新で美味しかったです。
食育活動
学校や地域のイベントで、三陸鯖を使った食育活動も行われています。子供たちに鯖の栄養価や調理法を教えることで、鯖食文化の継承を図っているんです。
私の娘の小学校でも、地元の漁師さんを招いて鯖の授業が行われました。子供たちが目を輝かせて話を聞く姿を見て、とても嬉しくなりました。
三陸鯖の輸出
海外での評価
近年、三陸鯖は海外でも高く評価されるようになってきました。特に、脂がのっていてもくどくない味わいが、欧米やアジアの料理人たちに注目されています。
先日、フランスの料理人が三陸を訪れ、地元の鯖を絶賛していたというニュースを見ました。世界に誇れる三陸の味だと、改めて感じました。
輸出の課題と展望
しかし、輸出にはまだ課題もあります。鮮度保持技術や輸送コストの問題、各国の輸入規制など、クリアすべき点は多いです。
ただ、これらの課題に対しても、産学官が連携して解決に向けて取り組んでいます。未来の三陸鯖は、もしかしたら世界中の食卓で楽しまれるかもしれませんね。
この第三部では、三陸鯖を取り巻く現状と、未来に向けた取り組みについて見てきました。課題はありますが、多くの人々が三陸鯖の価値を守り、高めようと努力しています。伝統を守りながら新しい挑戦も続ける、そんな三陸鯖の姿に、私たち地元民は大きな希望を感じているんです。
さて、いよいよ次はまとめです。三陸鯖の魅力を改めて振り返ってみましょう。
まとめと感想

今回、私たちは三陸鯖の魅力と、その美味しさの秘密について深く探ってきました。ここで、これまでの内容を振り返りながら、私の思いも交えてまとめてみたいと思います。
三陸鯖の魅力再確認
三陸鯖の魅力は、その優れた品質と豊かな味わいにあります。これは、三陸の豊かな自然環境、長年培われてきた漁師の技術、そして地域に根付いた食文化が生み出した結果です。
身が締まっていながらも程よく脂がのり、旨味が強く、鮮度が高い。これらの特徴が、多くの人々を魅了し続けているのです。
伝統と革新の共存
三陸鯖を巡る状況は、伝統を守りながらも新しい取り組みに挑戦する、そんな姿勢で溢れています。
伝統的な漁法や調理法を大切に守りつつ、ブランド化や6次産業化、新しい調理法の開発など、時代に合わせた革新も進んでいます。この「守るべきものは守り、変えるべきものは変える」という柔軟な姿勢が、三陸鯖の未来を支えているのだと感じます。
地域の誇りとしての三陸鯖
三陸鯖は、単なる食材以上の存在です。それは私たち三陸の人間にとって、誇りであり、アイデンティティの一部でもあるのです。
子供の頃から慣れ親しんだ味、家族や地域の人々と共に楽しんだ鯖料理の思い出。そういった経験が、三陸鯖への愛着を深めてきました。
課題と希望
もちろん、三陸鯖を取り巻く状況には課題もあります。漁獲量の変動や後継者不足、環境変化への対応など、簡単には解決できない問題もあります。
しかし、これらの課題に対して、地域全体で取り組む姿勢が見られることは大きな希望です。漁業者、加工業者、行政、そして私たち消費者が一体となって、三陸鯖の未来を支えようとしています。
私の思い
この記事を書きながら、改めて三陸鯖への愛着が深まりました。子供の頃に食べた鯖の味、祖父母から聞いた昔の話、そして今も続く地域の人々の努力。これらすべてが、三陸鯖の中に詰まっているのだと実感しています。
三陸鯖は、私たちの地域の宝物です。その価値を守り、さらに高めていくことが、この地に生きる者としての使命だと感じています。
そして、この記事を読んでくださった皆さんにも、三陸鯖の魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです。機会があれば、ぜひ三陸鯖を味わってみてください。きっと、その美味しさに驚かれることでしょう。
最後に、三陸鯖に関わるすべての人々に感謝の気持ちを表したいと思います。漁師さんたち、加工業者の方々、販売に携わる人々、そして三陸鯖を愛してくれる消費者の皆さん。皆さんの思いが、これからも三陸鯖を支え、育てていくのだと信じています。
三陸鯖の未来は、きっと輝かしいものになるはずです。私も、その未来に向けて、微力ながら貢献していきたいと思います。
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